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心のよりどころ大井神社。一番の信仰対象は「水」です。
その水源といえば神様そのものですが、
本日、ここ南アルプスを貫通するリニア新幹線の工事認可が国からおりました。。。

人々の生活を根源で守る法律が本気でほしいと思いました。
いまの日本は教えを失ったかっこよくないアウトローだと思います。

まつりの原動力は信仰にありますが、その主役が水なら、政治の主役も水だった地球上の歴史があります。島田では石器時代の前から平成の私たちまで1万年以上、大井川の奇跡がおこりました。水の恩恵です。水道も、変わるかもしれないのにこの地にずっと流れてくれました。川霧は良質な伝統野菜を、良質な茶バラを育ててくれ、現代でも裕福に、そして暮らしやすい気候を与えてくれました。

リニア工事による経済活性化、
もちろん、これについては現代社会では大切なことだと思いますが、
ふところが温まるのはどこか地方の昭和平成うまれの人だけで、それは一瞬の話、9割9分の利権者は数回飲んでおわりです。

しかし次世代から末代までの子孫に与える影響はどうでしょう。そこをまったく考慮されていませんで、これを忘れた政治は痛い、痛すぎます。
原発も同じですね。

なぜ金か。この恵まれつつも独り悲しい日本人において、必要以上の金は一瞬おこる将来への不安の払拭、一瞬の利益。自己の身を案じる証拠としての安定剤。

よく、一瞬は永遠なんて言いますが、これとそれとは精神的な次元が違うと思います。

例えばですよ、リニアの発する高電磁波が人々の幸福度をあげるとか、沿線住民が新邸宅を建てられてる超経済対策だったら、、そりゃあ考えてしまいますよ。神さんもみんなの幸せを願ってるわけですから。でもね、末代まで水の悩みが尽きないケースを考えるとかわいそうでなりません。今もチロチロ流れる程度の大井川(縄文時代の言葉でオホイ=深い川)は、源流部へのトンネル掘削工事の影響で、毎秒2トンの水が減ることが予測されています。

毎秒2トンの減水は大井川上流に10基以上あるダムの水が減ることと同義なので発電能力も減ることになるでしょう。これがなにを意味するかお解りだと思います。国や県などいろいろ働きかけてきましたがイチ地方議員の力は知れています。人が手をだしてはいけない領域があることを私たちほぼ全員 3.11で気づいたはずです。ミャンマーの坊さんがいうように「日本は戦争に負けてリアルな教えがなくなり歯止めがなくなったから発展したんだよ」と。

なにを優先するかは、なんとなく、みなさん知っていると思います。
じつはこのなんとなくが今とても大切なんだと思います。

今から70年前、日本は戦争に負けて連合軍から古い思想までダメだしされて、古来の考え方が今、途絶えています。毎年2月8日は多くの人がお山に感謝する日だったと聞いています。

敗戦を契機に欧米化は進み、西洋からみたら無意味でも、私たちにとっては重要な習慣がどんどん減っていきました。当時の日本人は、どんなモノに手を合わせていたのでしょうか。お山に手を合わせたり、太陽に手を合わせたり、食事に手を合わせたりと、生活に入り込んだメディテーションは私たちにとってかけがえのない一旦停止、思考の整理、リセットされてリラックス、原理に気づいてさらに感謝のきもちというふうに繊細な日本人には不可欠な価値観だったと思います。

イメージとして敗戦後、残された重要なものは国家と国旗と国歌ぐらいでしょうか。

日常に暮らす私たちはこの3点の遺留品から、当時あるいは太古の先祖の価値観に想いを馳せ、私たちが日本人として再び生き残る道を走り出すことを願う。

命のみなもと、水、それを運んでくれる川、雨水をろ過して水量を調整してくれる山
きっと100年前の2月8日、日本人のほぼ全員が山に手を合わせていたことでしょう。

大井川に関わりのある首長さん、おねがいです。国交省とJRに工事を一旦とめて流域の意見を聞くようお願いしてください。きっとこのままでは首長さんたちも納得いかんと思います。同じく私も、先祖を裏切るようなことはしたくありませんし子や孫世代に、政治を引退しても今現職である限り一生涯リニアについての説明責任が残りますので、精一杯がんばった、諦めなかったと言い切らないと、と思うのです。大井川流域も、知恵と工夫が最大限に必要な時代に突入します。まだあきらめていないですが。さてどうすっかな。


青山まさとら