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岩手県大槌町 第15回 現地支援活動
 
2013年6月1日~5日
運動員:青山真虎
訪問場所:
大槌小学校、中学校
仮設住宅
大槌稲荷神社
臼澤鹿子踊り伝承舘など
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大槌稲荷神社参道から 撮影2013年6月2日

活動報告
復興計画が完成して、被災者の方々はほんのすこし安堵している様子だった。仮設住宅を訪問すると、知り合いのおじいさんがその全容について語ってくれた。「寺野地区の野球場に病院を建設するのが白紙になった」と、まず開口一番。建設場所が二転三転するのは被災地ではよくある。地盤沈下した地区の埋め立てに使用する土砂等の資材をどこから捻出するかもまだ決まっていない。復興計画でまっさきに決まっていた大槌小学校の新校舎建設もまだ始まっていない。仮設住宅に住める期間が2年から3年に延長になった。公営住宅に入る際には連帯保証人が必要で、税の滞納をしていない方に限る。以上、なかなか難しい状況に変わりはなかった。


復興計画に関する住民の要望は、各地域(11地区)ごとに住民主体のワークショップで汲み取ったはずなのに、点在する「仮設住宅」などの諸事情から意見を汲み取れていないようだ。また町外へ流出する住民は止まらず、震災後、20%を超える方々が大槌町をあとにしている。他の被災市町民の人口流出8~14%を大きく上回っている。その一因には仕事がないからというのもある。町のシンボルになっている鮭、主産業であった漁業は、大槌漁協が破綻したのをきっかけに、加工場や冷蔵庫は新築したものの活気がなく、港に船はもどってきたものの、小型ヨットのサイズを超えない。水産加工の若者の多くは釜石へ働きに出ている。新しい雇用は、発想を形にしなければ、とくに若者は町に残れない状況となっている。
また国家からおりた復興予算は、多くが内陸へ流れているように感じる。がれき撤去や新築にかかる作業等、復興に関わる作業は内陸の業者が請け負っていることがおおく、夕方の山間部は沿岸から内陸に抜ける新車トラックが多い。

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Pちゃん、横笛の練習中


良い情報もある。当時避難所で知り合った小学4年生も今は中学生になり、勉強や家庭菜園にやる気をみせていた。なんに対しても意欲的で、吹奏楽部に入った彼女はフルートを吹いてくれた。テストの答案用紙も綺麗な文字で書いてあった。自信とやる気。もうよれよれの字は書かなかった。

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大槌町浪板海岸にてサーフィンをする若者


岩手県内のニュースでは北上山地にリニアを通すというニュースが頻繁に流れていた。静岡県も同じく、南アルプスにリニアを通す予定だ。ほかにもっとやることがないのだろうか。現代人の移動時間よりもご先祖から受け継がれた山や土地を守ること、結果良質な水質を将来的にも得られ未来に責任をもてることにつながる。次の代に最善のカタチでバトンタッチしたいだけだ。


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吉里吉里にて


また避難所で知り合った友達の仮設住宅では、避難所同窓会を開いてくれた。当時寺野弓道場に避難していた数名の方が友達の仮設に集まってくれた。

被災者の方々から、避難計画に本当に必要なことを聞き出した。
物資の備蓄量に気を配るのも必要だが、なにより生きるチカラが試されるからその育成が大切とのことだった。つまりは防災マニュアルが整っていても災害時は行政もなにも機能しない可能性が大きい。そしてそのマニュアルや緊急時は行政に頼れないことから個々の準備・判断と生きるチカラが必要になってくるのだと。


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体の不自由な方を介護する子どもと保護者、岩手県大槌町にて



被災地から学ぶことは多い。日本の問題が濃縮している。また伺おうと思う。


ありがとうございました。

青山まさとら






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