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第16回 岩手県大槌町 現地支援活動 報告 青山まさとら

日時:2013年11月11日~15日
物資:冬衣類6箱、運動靴12足、子供服3箱、島田特産品数点 
行き先:大槌町役場、山田町役場、大槌小学校、釜石市立栗林小学校、大槌稲荷神社、小槌第9仮設団地など
行程:自家用車(島田~大槌・東名、首都、東北道北上江釣子片道800km)
宿泊:大槌稲荷神社、仮設住宅 お世話になりました!


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みなさま、いつもありがとうございます!おかげさまで今回も東北支援させて頂きましたので報告します。
震災から2年8ヶ月の三陸、公営住宅や高台移転のための工事が急ピッチで進んでいました。一方で不安を拭えないまま浸水した土地に家の再建を決意された数家族にも出会いました。町外に家を求めて転出する例が出切ったせいか、ようやく人口流出に歯止めの兆しはありましたが、求人情報の多くが地元でないため、雇用を含めた地域経済の問題が大きく横たわっています。被災地やその近郊に大手コンビニが急増して地元商店が今後どうかも心配です。岩手は私たちの暮らす静岡県中部にくらべて気温10度以上低く、我慢づよさには東北人定評ありますが、しかし復興、早くなんとかお願いしたいです。比べるのはよくないかもしれませんが、去年視察した東南アジア・ミャンマーでは20万人の犠牲を出したサイクロンから4年で復興していました。復興に関しての規制がなかったから復興が早かったのでしょうか、ボランティアと地元民の手による復興だから早かったのでしょうか。できればそんな余計なこと考えたくありませんが、日本全体の問題が「現状」という解説付きで凝縮されているのが被災された自治体と感じます。
なれない寒さと被災地の現状からしかめっ面になりがちでしたが、知らない人にもなるべく笑顔で元気に挨拶させてもらいました。おかげさまです。報告書は以下になります。お時間よろしい方おつきあいのほど宜しくお願い致します。

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「今日も人の骨がガレキ選別中みつかったよ」そう話すのは大槌町在住のガレキの選別を仕事にしている25歳のIくん。いつも仮設住宅で避難所同窓会をひらいてくれる友達だ。昨日は米軍の不発弾がみつかって三沢から処理班がきたらしい…。
「被災地は復興に向かってるっつーけど、多くの人は現実にやきもきしてる。まちみればわかるっしょ?」。震災後、変わったといえばガレキが一箇所に集められ、その処理も今月で終わること、ダンプや重機が軒並み新車になったこと、そして一部の機関で日常に戻ったこと…。

今回は、久しぶりに支援物資を運ばせてもらった。過去には川根本町や島田市など全国から茶葉500kg等々が集まって運ばせてもらったこともあるが、今は要望もなく、いや元々要望なんてないのだけど、それでも今回は町内で品薄の厳冬期用のジャンパーの要望があがって運ばせてもらった。大事なのは笑顔をみせること。まだ支援を続けている、被災地を忘れていないことを、特に震災直後に現地入りしている人は現地にもう一度足を運ぶことをおすすめしたい。


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「お茶屋さん!」仮設店舗を歩いていると、避難所で知り合った方とばったり出会った。2年前の避難所閉鎖以来の再会。いつも「騒然」としていた避難所の空気を思い出して、一瞬、あのときの緊張感が蘇った。じつは再会したお母さんは震災前までお茶の先生だった。避難所でお茶出しボランティアをさせてもらっていた私に手ほどきをしてくれたお母さんなのである。カレーパン屋で働いている友達を訪ねて入ったカレー屋さんは店違いだったが、お母さんに再会できた。元気そうで本当にうれしかった。139年の伝統ある大槌小学校が閉鎖になり役場となったその真ん前のカレー屋さん、そこで働いている。コクのある美味しいカレー300円。おすすめです。
仮設住宅の訪問でも当時避難所で知り合った方に再会できた。数名の方が津波で流された元あったところに家を再建するとのこと。家を再建したらしたで津波の不安は拭えないけどねと、おじさんは笑った。津波の心配のない内陸部の公営住宅に越す選択肢もあるなかで、被災していない私たちにはコトバでは分からない思い入れがあるのだと思う。

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被災した多くの沿岸自治体がそうであるように、大槌町も地盤沈下した土地を埋め立てる計画がある。とはいえ人口9割が密集していた市街全体が沈下している。広地を埋め立てる土砂はどこにもない。うわさでは、北上山地を貫くリニア計画があり、その土砂が有力との話もある。かたや数時間早く目的地に到着するため国費数兆円をつぎ込み、かたやその事業ででる残土を待つ沿岸自治体。あいかわらず歪みっぱなしじゃないか。もし、海外から日本の「現状」を視察したい人が来たなら、まっさきに東北を案内する。あらゆる問題を抱える被災地は日本の縮図であることに間違いない。

さて、支援物資である。今回は冬服に加え、釣り道具の要望を頂いた。約3年にわたるお付き合いの中で、要望される物資は過去にも冬服ぐらいしかなく、よっぽどのことだと思った。理由を伺うと、震災後、はじめてこどもたちが歩いて遊びに行ける地元の公園が完成したとのことで、そこで使いたいのだという。地元の子供たちにもう一度海の楽しさを知ってもらおうと、釣りをしたあとバーベキューをする計画がたっている。そこで貸出用として釣竿がほしいとのこと。協力しない手はないので早速四方に声をかける。
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じつはその公園には特筆すべきことがある。「すりきず公園」と名付けられたその公園は、すべて一般の手で、そして子供たちの手で完成したことである。当時は避難所となっていた大槌稲荷神社の境内の斜面を利用したアスレチックやすべり台、ブランコ、タイヤジャングルジム、間伐材を利用したお手製の遊具がそこかしこに並んでいて、ワクワク子ども心をくすぐる。ちなみに遊具の材料費は100万円も掛かっていない。金をかけず、いかにココロに寄り添えるか、それは行政もボランティアも一緒のはず。島田にも伊太に余っている土地がある、市民の健康福祉に資する施設は金をかけずとも作れる。市民の皆さんと手作りキャンプ場をつくれたら最高です。
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震災直後より復興にご尽力されているNPO遠野まごころネット副代表の臼澤氏との話の中で、新しい自治体の姿が求められている現実をさらに理解した。その姿とは、首長を中心に、まわりを取り囲む団体。行政、NPO、民間、学校、地域などが立場を同じくしてまちづくりに関われるという仕組みだ。震災で被災者のココロと同じく行政もまた歩調を合わせて成長すべき存在。少ない支出で最大限の利益をあげなければならない地方自治体にとって、斬新とも思える仕組みは、被災地の方が体で感じた必要なこと。自分たちのまちを、自分たちで復興することが真の復興なのだと思う。人任せにはできない東北魂も一役買っている。
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臼澤鹿子踊り伝承館 東梅代表と鹿子踊り体験






さて修行である。
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21歳の山伏くんと、ほら貝を各々持参して三陸沿岸へ。気温5度ぐらいで強風だから歩くだけでも修行である。天然のいけすにはウニが大量。岬の先端でほら貝を吹き鳴らして大槌稲荷神社に帰宅。15時30分の夕日、夕方5時のチャイム音は島田市と一緒、だけど真っ暗。
知らないうちに夜釣りの約束をしていた。生ぬるい静岡県民がマイナス2度の夜釣り。修行。岸壁に糸を垂らすと巨大なシャケが横切る。一体なんの修行だ。指が凍る。
今回は冬間近等の理由もあり、ほとんど休憩なし片道14時間。大槌・静岡間その距離0m。復興するまで、お付き合いのほどよろしくお願いします。
ありがとうございました。


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静岡ココロの支援員 
実行委員長 青山まさとら







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